会長挨拶

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第66回関西胸部外科学会学術集会
会 長  市川  肇
(JCHO大阪 院長補佐)

 第66回関西胸部外科学会学術集会を、2023年6月8日(木)・9日(金)の2日間、テーマを「次世代の胸部外科医育成への課題」とし、大阪国際会議場において開催させていただくこととなり、現在鋭意準備を進めております。
若い医師の外科離れが問題になって久しいですが、胸部外科の技術はこの10年で革新的な変化を遂げており従来の徒弟制度的な指導では技術向上のための効率的な教育をすることは困難になってきています。またキャリアパスをスタートラインより定めた指導は技術の伝承と同じぐらい重要な要素であると考えられます。我々の施設では心臓外科のみではありますが、このようなことを見据えて次世代の外科医を育てる方針を取っております。関西胸部外科学会学術集会を今回担当させていただくにあたり、大阪大学消化器外科教授土岐祐一郎先生と同大学呼吸器外科教授新谷康先生のご協力をいただき、技術的なものおよび三部門に共通の胸部外科医育成への課題についてスポットを当てて、議論することで本分野の発展に貢献できればと考えております。
皆様のさらなるご活躍をお祈りし、お会いできることを楽しみにしております。